泣き声、ミルク、夜泣き、そして抱っこ。
同時に笑って、同時に泣く──そんな年子育児の日々の中で、
「私だけじゃなかった」と思えるように書きました。
1歳と0歳。年子育児が始まったあの日
2人目が生まれたとき、
上の子はまだ1歳になったばかりでした。
歩き始めたばかりの子を追いかけながら、
生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこする。
2人を同時にお風呂に入れ、
夜は何度も起きる。
「これは、想像以上かもしれない…」
そう思った記憶があります。
でも、あのときの私は、どこかで“完璧にやらなきゃ”と思っていたんです。
毎日がカオス。だけど、それが“日常”になっていく
朝起きて、オムツ替え、朝ごはん、着替えさせて、またオムツ替え…。
洗濯を回す間に授乳して、ようやく一息つこうとしたら、泣き声が2つ重なる。
それぞれが「待ってられない」年齢だから、
どちらを優先しても片方が泣いてしまう。
でも、1ヶ月、3ヶ月と過ぎるうちに、
そんなバタバタが“当たり前”になっていく自分がいた。
同時に泣いて、同時に笑う日々
2人のタイミングが合わない。
下の子を寝かしつけた瞬間に、上の子が「ママー!」と呼ぶ。
泣きながら料理を中断したり、
外出の準備に1時間かかったり、
一日中パジャマで過ごす日もあった。
「今日、私なにしてたっけ…?」
夜になって、ふとそんなことを考える。
でもふと2人が一緒に笑った瞬間、
全部が報われる気がした。
誰にも見えない努力を、誰より知っているのは自分
誰かに「すごいね」「頑張ってるね」と言われることは、そんなにない。
でも、私たちは知っている。
- 寝かしつけの途中でトイレを我慢していたこと
- 何度もこぼされたごはんを黙って片付けたこと
- 熱が出たとき、自分のことは後回しにして看病したこと
それら全部、ちゃんとやってる。
誰に認められなくても、それは確かに“積み重なっている”。
「もうムリ…」って思った日もある
一度、夜中に2人が代わる代わる泣き続けたことがありました。
眠れなくて、頭がぼーっとして、
「もうムリかも」と思ったんです。
泣きながら授乳して、泣きながらオムツ替えて、
そのあと2人がスヤスヤ寝てるのを見たら、
なぜか私まで泣けてきた。
そのとき思ったんです。
「泣いていいんだな、私も」
それでも、「産んでよかった」と思えた瞬間
ある日、2人が並んで笑っていた。
上の子が、まだ首のすわらない下の子の手を握っていた。
「かわいいね」って言ったんです。
その言葉に、下の子がにこっと笑った(ように見えた)とき、
なんだか涙が出そうになった。
こういう瞬間があるから、
大変でも、「よかった」と思えるんだなって思いました。
年子育児に正解なんてない
育児書に書いてあるようなことは、なかなかその通りにはいかない。
SNSのキラキラした子育てアカウントを見ると、落ち込んでしまう。
でも、どんな日でも、子どもはちゃんと愛されている。
- 抱っこできなかった日があっても
- ごはんがインスタントだった日も
- 思わず怒ってしまった日も
子どもは、それでもちゃんと育ってくれている。
まとめ:今日も、誰に見られていなくてもがんばってるあなたへ
年子育児は、毎日が体力勝負で、心もすり減りやすい。
でも、
あなたのその頑張りは、ちゃんと子どもたちに届いています。
誰にも見られていなくても、
ちゃんとやってる自分に「よくやったね」と声をかけてあげてください。
泣いてもいい。パジャマのままでもいい。
今日、生き抜いたことが何よりすごいから。
あなたは今日も、ふたりの命を支えた。 それだけで、本当にすごいことなんです。
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